僕の副交感神経になってよ。
頑張ってるの尺度はそれぞれだし
何が辛いのかもそれぞれだし
何が苦しいのかもわからないし
ぐちゃぐちゃだし。
ただ、疲れてしまったときに
モヤモヤが消えないときに
"そんなに頑張らなくても大丈夫だよ"
"ゆっくりしていいんだよ"
"在りのままのあなたが美しいよ"
って
自分以外の心から産み出された
自分以外の声帯から絞り出された
自分以外の声色で放たれた
優しい口調でこぼされた
傍で言ってほしかった
傍にいてほしかった
自分で自分を慰めるのには
やっぱり限界があるみたいだ
ほんとそれだけなんだ
ただそれだけなんだよ
他者からの存在肯定は
私の源泉だ
光合成には
水と太陽が必要らしいよ
注がれた分
注いでもらった分
私は頑張れる
私は戦える
私は注いであげられる
人は思ったよりずっとずっと
弱くて
脆くて
悲しいんだ
僕の副交感神経になってよ
安らぎになってよ
涙濡らす
枕になってよ
鼓膜に鈍く響く
バラードであってよ