火を熾す

冷えきった暖炉に、小さな火をまた灯せるように。風を送って、また大きな火を熾せるように。

僕の副交感神経になってよ。

頑張ってるの尺度はそれぞれだし

何が辛いのかもそれぞれだし

何が苦しいのかもわからないし

ぐちゃぐちゃだし。



ただ、疲れてしまったときに
モヤモヤが消えないときに



"そんなに頑張らなくても大丈夫だよ"

"ゆっくりしていいんだよ"

"在りのままのあなたが美しいよ"



って

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自分以外の心から産み出された

自分以外の声帯から絞り出された

自分以外の声色で放たれた

優しい口調でこぼされた

傍で言ってほしかった

傍にいてほしかった




自分で自分を慰めるのには

やっぱり限界があるみたいだ


ほんとそれだけなんだ

ただそれだけなんだよ




他者からの存在肯定は

私の源泉だ

光合成には

水と太陽が必要らしいよ




注がれた分

注いでもらった分

私は頑張れる

私は戦える

私は注いであげられる





人は思ったよりずっとずっと

弱くて

脆くて

悲しいんだ





僕の副交感神経になってよ

安らぎになってよ

涙濡らす

枕になってよ

鼓膜に鈍く響く

ラードであってよ