火を熾す

冷えきった暖炉に、小さな火をまた灯せるように。風を送って、また大きな火を熾せるように。

To: 社会問題とかいう闇に向き合うあなたへ。

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To: 社会問題とかいう闇に向き合うあなたへ。

 

 

なんで、あなたが今これを読んでいるのかは知らない。

 

 なんで、あなたがいわゆる「社会問題」っていうものに向き合うようになったのかは知らない。

 

 なんで、そんな、

 

 堅苦しくて

 

 小難しくて

 

 楽しくもないような

 

 問題に頭を悩ましているのかなんて知らない。

 

 

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だって、別に関係ないでしょ。

 

そんなに貧しい?

 

そんなに差別されてるの?

  

そんなに生き辛い?

 

いや。

 

あなた自体の生活はそんなに困窮しちゃいない。

 

そんなに切羽詰っちゃいない。

  

「社会課題」にかけている時間を

 

もっと、自分の「楽」のために使うことができる。

 

 なのに、なんでそんなにがんばるの?

 

現に、ほとんどの人がそうじゃない。

 

他人の苦しみや絶望とか

 

今この瞬間も誰か死んでます、とか

 

自然が壊されているとか

 

なんか怖いし

 

よくわかんないし

 

どうせ解決なんてできっこないし

 

「偉い人が何とかしてくれるでしょ」って

 

そっぽ向いてるよ。

 

それでいいんじゃない?

 

うん。それでいいよ。

 

なんで無関係なあなたがそんなに背負おうとするの?

 

ほっとけばいいよ。

 

だって関係ないんだし、、、、、

 

もっと、楽しいことしようよ。

 

 

 

 社会問題に関心があるのは、

 

このクソみたいな現実に抗いたいって思ってるのは

 

 

これっぽっちだ。

 

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博報堂研究開発局 「2017 年 生活者の社会意識調査」より https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2017/03/20170310_3.pdf


 

 10代と20代は、たったの2割にも満たない。

 

 そんな世界。

 

 

  

生きるのがへたくそな、2割の馬鹿野郎たちに捧ぐ。

 

「意識高い」って後ろ指指されてきたやつらに捧ぐ。

  

自分の情けなさと、弱さと

無力感に泣いた人々へ捧ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           あなたはきれいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いじめられた」人が、

「人を信じられない」気持ちを、到底理解できやしないぼくたちは

 

「親に虐待された」人が、

「家族なんていらない」っていう気持ちに、寄り添うことなんてできないぼくたちは

 

性的虐待を受けた」人に

「レイプされるのが悪い」って言うような国に生きているぼくたちは

 

「勉強がしたいのにできない」っていう人がいるのに

それが提供されない世界に生きているぼくたちは

 

「種族が違うだけで蹂躙された」命を知っていながら

馬鹿みたいにだれかの住処を破壊し続けて、食事をむさぼって、あげくは捨てるようなぼくたちは

 

 

自分たちの贅の限りを尽くして

 

誰かの苦しみを無視するようなぼくたちは

 

 

 

 

 

このままでいいの?

 

 

 

 

『今のうちに遊んでおけよ』っていう

 

クソみたいな台詞にしたがって

 

自分だけ満たせればそれでいい?

 

 

 

 

いや。無理だ。

 

 

 

 

むり。

 

 

 

 

生憎だけど、そんな精神は持ち合わせちゃいない。

 

 

 

同じ星に生きる同じ命だ。

 

 

 

同じように、その生を全うする権利があるんだ。

 

 

 

それが、命だ。

 

 

 

尊いんだ。

 

 

 

生きることは、愛されることは、愛することは

 

 

ただ、それだけで尊い

 

 

だから、そんな尊さが踏みつけられるような世界には

 

 

「大切」を「大切にできない」ような社会には

 

 

泥をすすってでも中指を立て続けてやる。

 

 だってわたしは、地球に住む地球人だから。

 

 ぼくたちは、国籍や種族や性別の前に

 

 

ひとつの「命だから」

 

 

だから、その使命を全うする。

 

 

 

「あの日、何とかしたいって思っちゃたから。」

 

 

 

いのちとしてのやくわりをまっとうするよ。

 

 

 

 

こんにちは。

 

この記事は、

 

「生き方もやり方もよくわからないし何も持ってないんだけど、不器用で頭も悪くて切ないんだけど、社会問題解決を望んでいて、何か守りたい尊厳があるんだって言う、最高に格好悪くてかっこいいあなた」

 

に書きます。

 

 

自己紹介をします。

 

園木豪流 21歳

「動物と人」のジャーナリスト

 

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学生団体生類憐みの令にて行った、500キロをママチャリで完走する頭のおかしい取材コンテンツ「逆☆参勤交代」道中より~

 

環境問題や生命倫理に強い関心を持ち、多々活動を展開してきた。

車に轢かれて亡くなった野良猫や昆虫を泣きながら埋めまくっていたら、反吐が出そうなほどこの無関心社会に不適合になってしまった「無駄に正義感の強い雑魚」。

今は環境系NGOの共同代表とSpecialistの運営と学生をやりながら、「動物と人の倫理的関係」をテーマに図々しくそれっぽい感じでジャーナリストを名乗って活動しています。

 

 

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ずっと、こんな思いで活動を続けてきました。

 

 

 

実績

・ドイツの世界規模動物保護施設ティアハイム単身取材、報告会

・ローマ・ケルンの犬と暮らしてるホームレス取材

・日本中の動物保護施設取材

捕鯨論争啓発映画「おクジラさま」 上映会トークゲスト登壇

・動物系学生団体「生類憐みの令」創立

NGO Tier Pflanze創業、共同代表

・第一回カンボジア国際協力ツアー報告会150人プレゼン

・外部イベント、獨協大学講演

・「動物の倫理をエンタメで伝えるママチャリの旅」参勤交代企画・参列

・「毎日ごみ拾い」6年間達成、記録更新中

 

 

 

 現実って思ったより残酷なことが多い。

 

それを知ったとき、

 

今まで大口開けてバカ笑いして

怠惰に日々をむさぼってきたことを後悔というか

 

恥ずかしく感じてしまう。

何も知らずに、楽に生きてきた。

 

「恥ずかしい。惨めだ。

 

だから、せめてこれからは。」

 

 苦い現実を噛み締めながら生きてきた人って普通にいる。

 でもそれをふと振り返ったとき

 

 「誰にも同じ思いをさせたくない。

  こんな辛さは存在させてはいけない

  私が変えてやるんだ。

  私にしか出来ないことがある。」

 

 そんな風に思える人は少ない。

 

 負をエネルギーに変えて

ひし、と前を見据える。

 

 遥か古代で栄えた奴隷制に基づく民主国家も

身分制度で激しく格差が生まれた時代でも

王が傍若無人に振る舞う風潮でも

武力と経済力が圧力になる時代になっても

 金と権力と政治的手腕がものをいう現代のこの世でも

 

 常に社会的弱者が苦汁をすすっている。

悲しみを握りしめている。

報われない現実に涙を流している。

 

 でもその度に

ひとり、ひとりと立ち上がり

声を合わせ、手を取り合って

少しずつ歩んできた。

 

 

 

 

 

 

 

世界は前に進んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

無力だし、批判されるし

説得力はないし、相手にされないし。

綺麗事だと嗤われても。

 

 命を懸けて戦うに足るものを見つけた人たちは

前進を続けてきた。

 

 そして世界を少しずつ、少しずつ変えてきた。

 

 

その血脈は今、あなたたちの中に流れています。

幾つもの想いが受け継がれています。

 

 

 だから、声なき声のために、

今日もあと少しだけ頑張りましょう。

 

 あなたが今日も諦めないことが

また一つの命を救うかも。

 

 

立ち止まってもいいんです。

振り返ってもいいんです。

 

 

でもどうぞ、諦めないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所詮綺麗事なんて絶対に言わないでください。

 

あなたたちが、綺麗事っていってしまったら

 

誰がそれにすがればいいんですか。

 

 

 

 

 

 

「この人は死なせちゃいけない。」

 

 

 

 

 

 

そんな人になるためにも。

 

 

 

 

 歩み続けられる理由なら

一番自分が分かっているでしょう。

 

 

 

 

 

「悲しい。何とかしたい」

 

あの日、そう思ってしまったんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたたちは、本当に素敵です。

 

だからこそ

追い詰めないでください。

辛かったら休んでください。

裸足が痛かったら、靴を履いてください。

夜冷えるなら、羽布団にくるまってください。

 

 

 

 

 

 

でも、歩みは止めないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは、死んではいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、生まれてきてくれてありがとう。

 

 

 

 

 

死ぬな。生きよう。

 

 

 

かっこわるく、愛を歌おう。

 

 

この星で、生きていこう。

 

気高く。高らかに。

 

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国籍も、性別も、種族すらも、

やすやすと超えて。

 

 

ぼくらは、ひとりの「地球人」になる。

 

 

みんなの星。

 

 

命。そんな尊さを抱きしめていく。

 

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佐渡紀行。

カモメの羽ばたきと目の煌めき

 

鳴き声と哭き声に

 

魚の鱗や推進力

 

命を断つ。

 

海という生き物。

命を生き

 

命を奪い

 

奪われる

 

その輪廻が今日を作る。

生きている

 

鼓動が拍動を刻む温度がある

 

目が澄んでいる

 

ああ 生きている

 

今この今を生きている

 

強く強く生きている

 

還っていく

 

生まれていく

 

波のはざまでしぶきと共に命が活きる

 

生命力

 

奪う

 

食べる

 

絞める

 

絞められる

 

もがく

 

押さえ付ける

 

食べるため。生きるため。

 

還すため。還るため。

 

 

岩が橙に浮かぶ。 雲を照らす。

 

世界が映える。美の頂。息を呑む。

 

宇宙と地球が水平線で交わる。

 

海と空が出会う場所で、彼の光は身を沈めんと。

 

浮かび上がる灯台

 

蝋燭。光る木。船を導く明滅。

 

一瞬、ひび割れて。

 

世界がオレンジ色に染まるとき。

 

空照らす月。月明かり。星。満天の海。

 

青と黄色のコントラストで、杉の黒が夜空に佇む。

磯の香りを夜風が運ぶ。

 

照らされたたなびく雲が幻想を造る。

 

かぐや姫竹取物語の郷愁。妄想。浪漫。

 

ラジオ。昼下がり。日光。天気予報。

 

「今日も35℃と暑くなるでしょう。」

 


文化と人と海と命と伝統とせめぎあうなかで

きっとその景色は変わらないから。

 

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最愛の人の目に、あと何度ぼくは、映ることができるのだろう。

 

最愛の人の目に

 

 

 

あと何度、ぼくは

 

 

 

映ることができるのだろう。

 

 

 

失ってしまう。

 

 

その前に。

 

 

もう一度、君の目の奥で

 

 

ぼくという像を結ばせてほしい。

 

 

 

 

 

 

愛するものと、永遠の別れを告げるときが

 

 

近づいているのを感じている。

 

 

そんな、夏の夜風に儚さを覚える今日この頃。

 

 

 

 

 

 

ペットロス。

 

 

そんな言葉が

 

 

現実味を帯びて

 

 

迫りくるのを感じている。

 

 

きっと、ぼくはもうすぐ

 

 

ひとり、家族を失う。

 

 

 

 

 

 

白内障の気があります。」

 

 

彼女の眼が、ついに白内障にかかった。

 

 

原因は老衰だった。

 

 

徐々に靄がかって行く世界。

 

 

きっと、不安だろうな。

 

 

だんだん、見えなくなっていく。

 

 

大金はたいて、家族の延命図ろうとする人の気持ちがやっとわかったよ。

 

 

怖いだろうな。

 

 

見えてたものが見えなくなっていく。

 

 

大好きな景色も、おいしいご飯も、みんなの笑顔も

 

 

見えなくなって、いく。

 

 

彼女の視覚に、ぼくはあと何度、像を結べるのだろうか。

 

 

あと何度、映れるのだろうか。

 

 

2018年 7月4日(水)

今日は記念すべきエディ10歳の誕生日だ。

 

「ねえエディ、10歳のお誕生日おめでとう!!

もう10歳になったの。

大きくなったねえ。

偉かったねえ。

よし、よし。」

 

 

お気に入りのあごの下と耳の付け根を掻いてやると、エディは嬉しそうに目を細めた。

 

 

エディ、君はついに、10年のときを過ごし、

 

ぼくは当時の倍の年月を生きたことになる。

 

0から10へ

 

10から20へ。

 

赤ちゃんから大人へ

 

小学生から大学生へ。

 

この10年は、楽しかったですか?

 

 

 

 

 

君は、初めて会ったとき、まだ手のひらにおさまるちっちゃな毛玉だった。

 

 

心細げな目で、こっちを見つめていたのをよく覚えているよ。

 

 

他の兄弟姉妹たちを振り返って、ちょっとだけ震えてた。

 

 

小さな体から伝わる体温と心拍を手のひらで感じてたんだ。

 

 

 

淀み。

 

急流が、ふとその勢いを弱めて、

 

岩の陰で、静かに溜まる休息の地。

 

エディ。

 

何をされてもされるがまま。

 

どこか達観した目で、静かに君はそこにいた。

 

 

 

お散歩だけは大好きだった。

 

 

「おさんぽ。」

 

 

この4つのひらがなの発音を

 

 

君の耳は本当によく拾う。

 

 

ハッと首を上げて

 

 

傾ける。

 

 

クイクイって

 

 

傾ける。

 

 

ダル絡みしたくて声かけたとき無視するのは

 

 

あれ、聞こえない振りしてただけだろ。このやろう。笑

 

 

リードに繋ぐと決まって君は一直線に

 

 

さも、やっと自由だと言わんばかりに走り出す。

 

 

いつも必死に、走ってた。

 

 

ぼくは笑って追いかけてた。

 

 

おとなしくも、どこかこずるい君は

 

 

夕飯の度にテーブルへとやって来て

 

 

背中に爪を立てては

 

 

アイドル顔負けの上目遣いで訴えてた。

 

 

レタスが好きだったね。

 

 

野菜ばかりあげてたからかな。

 

 

君はトマトを世界一美味しそうに食べる。

 

 

そんな君にお父さんは弱くって、いつも細切れの野菜を用意してた。

 

 

水猟犬のくせに、水が苦手。

 

 

水溜まりすら全力回避。

 

 

そんな君を、川へ連れていって

 

 

泳がせて笑ってた。

 

 

その節は、本当に申し訳ありませんでした。笑

 

 

シャワー浴びるとほっそい体がわかる。

 

 

鼻の近くに指を近づけるとなぜか顔をしかめる。

 

 

「おいで」っていうと、そうやって鼻にしわを寄せて

 

 

顔をくしゃくしゃにしながらすり寄ってきたね。

 

 

耳の後ろが気持ちいいって知ってるよ。

 

 

鼻面撫でられるのも好きでしょ。

 

 

君の足の裏の匂いはキャラメルポップコーンで

 

 

君の毛は風の匂い。

 

 

腋を撫でると足がのびる。

 

 

みょーんって伸びる。

 

 

鼻を触るとくしゃみをする。

 

 

くしゅん、くしゅんってくしゃみする。

 

 

それが可愛くていつも鼻触っていたずらしてた。ごめん。

 

 

じと目が得意な君は

 

 

じゃれるぼくを半ば呆れた目で見つめてた。

 

 

のくせして、足を洗うのは嫌いだから

 

 

必死に僕の肩にしがみついてたね。

 

 

夏場は玄関のひんやりしたところで

 

 

冬は布団に埋まって

 

 

きみはいつもまどろんでた。

 

 

まったく。何時間寝てんだよう。

 

 

晴れの日がすき。

 

 

部屋に入る日光のしたでひなたぼっこして

 

 

まぶしそうに目を細めるんだ

 

 

毛の茶色はそれによく映えてた。

 

 

実は雨の日も好き。

 

 

雨のにおいに鼻をひくひくして

 

 

おっとりとした目で君は雨を見ていた。

 

 

そんな君と過ごす雨の日の午前中は

 

 

実はぼくも大好きなんだ。

 

 

五歳のとき、君はお母さんになった。

 

 

やんちゃで元気なシナモンと

 

 

やせっぽちでおとなしいココアと

 

 

天然なお兄さんのジャック。

 

 

彼らを見守る君の目に母親の強さと愛情を感じた日を

 

 

まだ覚えている。

 

 

他の犬には吠えるのに

 

 

散歩中彼らに会ったときはちょっとめんどくさそうにしながらも

 

 

そっと見守っている。

 

 

家族なんだ。君たちは。

 

 

ソファの上でひっくり返したり

 

 

深夜に起こして遊びにつき合わせたり

 

 

写真嫌いなのに無理やり撮ったり

 

 

とにかく君をいじり倒した。

 

 

ごめんて。笑

 

 

疲れた時とか

 

 

悲しかったときとか

 

 

つらかったときとか

 

 

誰にもいえない悩みとか

 

 

君がいたから、吐き出せたんだ。

 

 

その茶色の海に、顔を沈められたんだ。

 

 

君の眼が好き。

 

 

鼻が好き。

 

 

白いあごのひげが好き。

 

 

尻尾がすき。

 

 

肉球が好き。

 

 

仕草が好き。

 

 

寝てるポーズが好き。

 

 

声が好き。

 

 

温もりが好き。

 

 

全部好きって、きっとこういうこと。

 

 

なにかと問題児な妹も

 

 

君にだけは心を開く。

 

 

なにかと短気なお父さんも

 

 

君にだけは口元の緩みを隠せない。

 

 

何かと忙しいお母さんも

 

 

君にだけはちょっと休憩の誘いを断れない。

 

 

ほんと垂れ目。

 

 

いつも眠そう。

 

 

ちょっと困った顔して

 

 

こっち見んなよ。可愛すぎか。

 

 

お留守番ばっかりでごめんね。

 

 

もっといろんなところへ連れ出してあげたかった。

 

 

インドア派に見えて

 

 

君は走るのが大好きだった。

 

 

もっとたくさん遊んであげたかった。

 

 

だんだんと忙しくなる僕たちを

 

 

君は変わらない目で見てた。

 

 

きっと、寂しかった。

 

 

いや、絶対寂しかった。

 

 

見送る僕たちの背中と

 

 

閉まるドアと

 

 

空虚な玄関の空間を

 

 

静まり返った家の中で

 

 

君はどう感じていたんだろう。

 

 

帰ると嬉しそうにじゃれてくる君の姿が

 

 

それを全部証明してたんだね。

 

 

君はおとなしいから

 

 

泣き言も言わないし、問題も起こさないし

 

 

たまに変なところでおしっこするけど

 

 

寂しいなんていわないで、静かにこっちを見上げてた。

 

 

あきれられていたのかな。

 

 

そう思うと、申し訳なさで胸が詰まる。

 

 

与えているつもりで、与えられていた。

 

 

愛しているつもりで、それ以上に愛されていた。

 

 

そんな君を、ないがしろにしてた。

 

 

甘えてたんだ。君のその優しさに。

 

 

だから今更なんだけど

 

 

今更気付いて本当にごめんなんだけど

 

 

まだ君が僕には必要なので

 

 

また、抱きしめさせてくれますか。

 

 

その目に、ぼくを映してくれますか。

 

 

見えていたい。

 

 

五感すべてで、君を感じて

 

 

君に感じられていたいよ。

 

 

失う前に。

 

 

「大切なものは、失ってはじめて気づく。」

 

 

そうなる前に。

 

 

たくさん遊ぶ。

 

 

たくさん撫でる。

 

 

たくさんお散歩に行く。

 

 

たくさん抱きしめる。

 

 

たくさん君の笑顔を目に焼き付ける。

 

 

君が笑顔な時は、決まってぼくも笑顔なはずだから。

 

 

そしたらたくさん、君の目にぼくの笑顔が映せるね。

 

 

大好きです。

 

 

どうか、どうか。

 

 

健やかに、長生きして。

 

 

もっとたくさん笑おうね。

 

 

生まれてきてくれてありがとう。

 

 

お誕生日おめでとう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

エディ(ときどきシナモンと愉快な仲間たち)の可愛すぎる写真集

 

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みょ~ん。

 

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初めてのカット。

 

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にへぇ。

 

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シナモン登場。

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か~ら~の~

 

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ぐりんっ

 

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横顔が美人。

 

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冬ですよぉ~っと。

 

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二人は一緒。

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いつもいっしょ。

 

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顔をしかめる。

 

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舌、でてるよ。

 

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受験、受かりますようにって。

 

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in洗濯かご

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いや、親子か。あ、親子だ。

 

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ON THE ハンドバッグ

 

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土手を歩く。

 

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無防備。

 

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海女さんっぽい。

 

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そしてこの顔である。

 

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太陽がまぶしいね。

 

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お散歩が好き。

 

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なんすか。

 

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べろんべろん。

 

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すげえ顔。

 

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超絶美人。

 

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キャラメルポップコーン味ですう。

 

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なんかエロい。

 

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雨を見ている。

 

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うへえ。

 

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呼んだ!?

 

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笑顔。

 

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仲良しか。

 

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うへえ。

 

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おしゃんてぃー。

 

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マフラーしがち。

 

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子犬たち。

 

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幼き日のエディ。

 

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シナモン幼少期。

 

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可愛すぎ。

 

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くあああ。

 

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やっぱり横顔は美人。

 

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お散歩連れってくれえ。

 

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 もうわしゃ年老いたってか。

 

 

 

 

 

 

 

ほんとうにありがとう。

 

これからもよろしくね。

 

いつまでも、いつまでも。

 

 

ぱんぱんぱん

 

 

 

世界は疲れたって。

 

 

進化論でも創世記でもビックバンでも光あれでもなんでもいいよ。

 

 

世界は疲れたんだって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンパンパン。

 

 

はいまた一人死んだ。

 

 

食べられなくて死んだ。

 

 

パンパンパン。

 

 

はいまた一人死んだ。

 

 

大人の事情というやつで、流れ弾に当たって死んだ。

 

 

パンパンパン。

 

 

はいまた一人死んだ。

 

 

下痢して死んだ。

 

 

パンパンパン。

 

 

はいまた一人死んだ。

 

 

治療受けられなくて死んだ。

 

 

パンパンパン。

 

 

はいまた一人死んだ。

 

 

認められたくて死んだ。

 

 

パンパンパン

 

 

はいまた一匹死んだ。

 

 

捨てられて邪魔だから死んだ。

 

 

パンパンパン

 

 

はいまた一頭死んだ。

 

 

高く売れるから死んだ。

 

 

パンパンパン

 

 

はいまた一匹死んだ。

 

 

おいしいから死んだ。

 

 

パンパンパン

 

 

うわ、いっぱい死んだ。

 

 

健康改善と外聞のために死んだ。

 

 

 

パンパンパン

 

 

はいまた一匹死んだ。

 

 

あったかくておしゃれだから死んだ。

 

 

パンパンパン

 

 

はいまた死んだ

 

 

教育のために肉親から引き剥がされて死んだ。

 

 

パンパンパン

 

 

死んだ死んだ死んだ。

 

 

デブが笑うために死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おなかすいた。」

 

 

ポテチの脂でコントローラー汚した子供と

 

 

ハゲワシに見取られたアバラの少年はきっとおんなじこと思ってた。

 

 

 

「死にたくない」

 

 

タバコと酒で早死にしそうな中年と

 

 

一枚の硬貨握り締めて薬問屋から追い出された少年はきっとおんなじこと思ってた。

 

 

 

「もっと、評価されたい。肯定してほしい。」

 

 

欠点探していじめた子供と

 

 

小さい手で遺書を目立つところに置いた子供はきっとおんなじこと思ってた。

 

 

 

「苦しい。助けて。」

 

 

ガス室で殺されたユダヤ人も子猫もきっとおんなじこと思ってた。

 

 

 

「せまい。汚い。暑い。痛い。苦しい。」

 

  

奴隷船で運ばれた黒人も不衛生なケージや檻に閉じ込められた家畜もきっとおんなじこと思ってた。

 

 

「お母さんの存在を感じていたい」

 

 

生後間もない赤ちゃんと、動物園に連れてこられるトラの赤ちゃんもきっとおんなじこと思ってた。

 

 

 

「ゆっくり羽を伸ばしてみたい」

 

 

仕事詰めのOLは残業確定の書類の上で。出荷予定のニワトリは糞尿の上で。

 

 

きっとおんなじこと思ってた。

 

 

 

「愛されたい」

 

 

 

きっとみんな、おんなじこと思ってた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界は疲れて

 

 

 

日照りはひどくて

 

 

 

雨季は全く土を肥やさない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パンパンパン。

 

 

はいまた死んだ。

 

 

パンパンパン。

 

 

はいまた死んだ。

 

 

パンパンパン

 

 

はい死んだ死んだ死んだ。

 

 

パンパン、パン。

死因と埋葬処理担当

どこだ。

 

 

どれだ。

 

 

どの顔が

 

 

どの口が

 

 

真実を述べている。

 

 

 

優しかったはずの感情の向こうに

 

 

 

感化された心は

 

 

 

精神を患って

 

 

 

いたいとかげでばかにされたっけな

 

 

 

「優しい人が好きです。」

 

 

「芯がある人が好きです。」

 

 

自分のことのように、他人のしあわせとかなしみをわかちあえるひと。

 

 

「もっと、わがままに生きればいいのに。」

 

 

それは、ないだろう。

 

 

二度と、「優しいのが一番だよね」なんていうなよ。

 

 

与えた究極の矛盾の責任を取れよ。

 

 

そんなこと言われた暁には、一生それを守って生きていくんだぞ。

 

 

わがままな生き物だから。

 

 

で正当化して逃げるなよ。

 

 

生ききれないやつが、生ききろうとした人の死因と埋葬処理担当。

大丈夫、君は道を間違えていない。

今日伝えたいことはシンプルだ。



あなたがもし、
人生に迷っていると感じていても




自分になにができるのか




どうしたらいいのだろうか




なにをやりたいのか!!










それを考えている。




人生に、未来に、自分に、


希望を抱いている!!















それなら、間違ってない。


正しい道を進んでいる。

迷ってなんかいやしないよ。









大丈夫。君は道を間違えていない。








このまま全部全部越えていけ。

あなたは明日、死ぬかもしれない物語で。

熱い音楽やスピーチ力を従えて
あらゆる成功者は口をそろえてこう言う。







「失敗を恐れるな。」









心が弱った時や隙が生じた時を狙って
あらゆる誹謗中傷家はこう言う。










「こいつは何も分かってない。どうせ失敗する。」










感情や空気に呑まれたときの決断は危険だと良く聞く。
冷静に判断が下せていないと。








綺麗事は綺麗事なんだ。
能力のないお前にできることなんてほとんどなにもないよ。









経験がない。

知識がない。

能力がない。











だから、まだやらない。














大成した人の背中に心を焦がし

失敗し吊るされた人の遺体が雨に晒されるのをみて

足がすくむ。










怠惰に生きたいなんてことはない。

楽して遊んで生きたいわけじゃない。





この心が動くもののために。

そのために、立ち上がりたいと志し立ち上がって

己の無力さに膝を折った日があっただけだ。








綺麗事かもしれないけどやりたいことがある。

でも情けない姿で地に這いつくばりたくない。





なけなしのプライドを抱えて

批判とリスクの雨の中で震えてる。






知識は薄く

経験は足りず

能力は及ばず


完璧だと自信がないと走り出せない。





またないものばかりを数えて

ないものだけを指摘する誹謗中傷家の言葉だけが心をえぐる。












でも今まで生きてきた僕の価値観は
まだこうやって僕を叱咤する。









「かっこいい大人になりたい。」








現実主義者ぶって、冷笑して、
娯楽に金を回す大人になりたくない。


いつまでも夢を追い続けてる
辛さ押し込めて笑ってられる



「明日死んでもいい」って




あの最高の笑顔で笑ってみたいんだ。










確かに若輩者で

視野も狭く

経験は浅い。



これから出会うものも多いだろうし

「準備ができた。」
そう確信してから決断をするべきなのかも。


















「もし、明日世界が終わったら。」

よく耳にするお決まりの啓発表現だ。

どうせ明日世界は終わらないだろうし
そんなこと考えてる時間はない。














でも、ほんとに明日死んだら?




今の自分に満足できるだろうか。

過去に誇りをもてるだろうか。

これからを任せる人々に
すべてを伝えられただろうか。








様々な人が多様なリスクを背負い、
選択をして生きている。

しかし万人が共通して持つものは

「明日、死ぬかもしれない」というリスクだ。












明日死ぬ。




明日死ぬ。



明日、死ぬ。




明日には全部なくなる。




何もできなくなる。



何も残らず



あなたはこの世から消える。




全部さよならだ。



全部全部、さようならなんだ。






いいか。よく聞け。


あなたは、明日死ぬんだ。








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もう一度胸に問え。

憧れた英雄の姿と

心が震えた言葉を反芻しろ。


あの人の笑顔にみた

「生きる」

ことの本質をもう一度確かめるんだ。




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ファンタジーの先駆けになった指環物語の中に、こんな言葉がある。

“ What to do with the time that is given to us.”

“That there’s some good in this world.
And it’s worth fighting for.”


「与えられた時間の中で我らは一体なにを成すべきなのか。」

「世界には、命を懸けて戦うに足る、素晴らしいものがあるんです。」




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いつも決断を迫られている。



ひとつ。

恐れを抱えて無機質に何十年もの日々を生きていくのか




ひとつ。

たとえその生が短くとも

自分に生き、

大切なもののために生き、

信念に生き、

愛を唄い、

人々を励まし、

夢を語り、

情熱を叫んで

自分として、散るのか。















この人生はまさにひとつの物語で。

あなたの選択と歩む足跡が文字となって。

残酷なことに、いつ完結するのかはわからない。










だから、
あなたがなにを求めるのか。

ただそれだけが大切なのだ。















その答えは
その心がしっかりと知っているはずだ。



大切に、大切に育てたその心が。

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気高く生きろ。

かけがえのないものの為に生きろ。

忠義を尽くせ。

誇り高く在れ。

涙と歩め。

分け隔てのない優しさとで世界を満たせ。

笑え。笑っていろ。


無償の愛を
この世に残し続けろ。


生きた価値を
残すんだ。






火を熾せ。

火を熾せ。

火を、熾せ。