火を熾す

冷えきった暖炉に、小さな火をまた灯せるように。風を送って、また大きな火を熾せるように。

To: 社会問題とかいう闇に向き合うあなたへ。

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To: 社会問題とかいう闇に向き合うあなたへ。

 

 

なんで、あなたが今これを読んでいるのかは知らない。

 

 なんで、あなたがいわゆる「社会問題」っていうものに向き合うようになったのかは知らない。

 

 なんで、そんな、

 

 堅苦しくて

 

 小難しくて

 

 楽しくもないような

 

 問題に頭を悩ましているのかなんて知らない。

 

 

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だって、別に関係ないでしょ。

 

そんなに貧しい?

 

そんなに差別されてるの?

  

そんなに生き辛い?

 

いや。

 

あなた自体の生活はそんなに困窮しちゃいない。

 

そんなに切羽詰っちゃいない。

  

「社会課題」にかけている時間を

 

もっと、自分の「楽」のために使うことができる。

 

 なのに、なんでそんなにがんばるの?

 

現に、ほとんどの人がそうじゃない。

 

他人の苦しみや絶望とか

 

今この瞬間も誰か死んでます、とか

 

自然が壊されているとか

 

なんか怖いし

 

よくわかんないし

 

どうせ解決なんてできっこないし

 

「偉い人が何とかしてくれるでしょ」って

 

そっぽ向いてるよ。

 

それでいいんじゃない?

 

うん。それでいいよ。

 

なんで無関係なあなたがそんなに背負おうとするの?

 

ほっとけばいいよ。

 

だって関係ないんだし、、、、、

 

もっと、楽しいことしようよ。

 

 

 

 社会問題に関心があるのは、

 

このクソみたいな現実に抗いたいって思ってるのは

 

 

これっぽっちだ。

 

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博報堂研究開発局 「2017 年 生活者の社会意識調査」より https://www.hakuhodo.co.jp/uploads/2017/03/20170310_3.pdf


 

 10代と20代は、たったの2割にも満たない。

 

 そんな世界。

 

 

  

生きるのがへたくそな、2割の馬鹿野郎たちに捧ぐ。

 

「意識高い」って後ろ指指されてきたやつらに捧ぐ。

  

自分の情けなさと、弱さと

無力感に泣いた人々へ捧ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           あなたはきれいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いじめられた」人が、

「人を信じられない」気持ちを、到底理解できやしないぼくたちは

 

「親に虐待された」人が、

「家族なんていらない」っていう気持ちに、寄り添うことなんてできないぼくたちは

 

性的虐待を受けた」人に

「レイプされるのが悪い」って言うような国に生きているぼくたちは

 

「勉強がしたいのにできない」っていう人がいるのに

それが提供されない世界に生きているぼくたちは

 

「種族が違うだけで蹂躙された」命を知っていながら

馬鹿みたいにだれかの住処を破壊し続けて、食事をむさぼって、あげくは捨てるようなぼくたちは

 

 

自分たちの贅の限りを尽くして

 

誰かの苦しみを無視するようなぼくたちは

 

 

 

 

 

このままでいいの?

 

 

 

 

『今のうちに遊んでおけよ』っていう

 

クソみたいな台詞にしたがって

 

自分だけ満たせればそれでいい?

 

 

 

 

いや。無理だ。

 

 

 

 

むり。

 

 

 

 

生憎だけど、そんな精神は持ち合わせちゃいない。

 

 

 

同じ星に生きる同じ命だ。

 

 

 

同じように、その生を全うする権利があるんだ。

 

 

 

それが、命だ。

 

 

 

尊いんだ。

 

 

 

生きることは、愛されることは、愛することは

 

 

ただ、それだけで尊い

 

 

だから、そんな尊さが踏みつけられるような世界には

 

 

「大切」を「大切にできない」ような社会には

 

 

泥をすすってでも中指を立て続けてやる。

 

 だってわたしは、地球に住む地球人だから。

 

 ぼくたちは、国籍や種族や性別の前に

 

 

ひとつの「命だから」

 

 

だから、その使命を全うする。

 

 

 

「あの日、何とかしたいって思っちゃたから。」

 

 

 

いのちとしてのやくわりをまっとうするよ。

 

 

 

 

こんにちは。

 

この記事は、

 

「生き方もやり方もよくわからないし何も持ってないんだけど、不器用で頭も悪くて切ないんだけど、社会問題解決を望んでいて、何か守りたい尊厳があるんだって言う、最高に格好悪くてかっこいいあなた」

 

に書きます。

 

 

自己紹介をします。

 

園木豪流 21歳

「動物と人」のジャーナリスト

 

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学生団体生類憐みの令にて行った、500キロをママチャリで完走する頭のおかしい取材コンテンツ「逆☆参勤交代」道中より~

 

環境問題や生命倫理に強い関心を持ち、多々活動を展開してきた。

車に轢かれて亡くなった野良猫や昆虫を泣きながら埋めまくっていたら、反吐が出そうなほどこの無関心社会に不適合になってしまった「無駄に正義感の強い雑魚」。

今は環境系NGOの共同代表とSpecialistの運営と学生をやりながら、「動物と人の倫理的関係」をテーマに図々しくそれっぽい感じでジャーナリストを名乗って活動しています。

 

 

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ずっと、こんな思いで活動を続けてきました。

 

 

 

実績

・ドイツの世界規模動物保護施設ティアハイム単身取材、報告会

・ローマ・ケルンの犬と暮らしてるホームレス取材

・日本中の動物保護施設取材

捕鯨論争啓発映画「おクジラさま」 上映会トークゲスト登壇

・動物系学生団体「生類憐みの令」創立

NGO Tier Pflanze創業、共同代表

・第一回カンボジア国際協力ツアー報告会150人プレゼン

・外部イベント、獨協大学講演

・「動物の倫理をエンタメで伝えるママチャリの旅」参勤交代企画・参列

・「毎日ごみ拾い」6年間達成、記録更新中

 

 

 

 現実って思ったより残酷なことが多い。

 

それを知ったとき、

 

今まで大口開けてバカ笑いして

怠惰に日々をむさぼってきたことを後悔というか

 

恥ずかしく感じてしまう。

何も知らずに、楽に生きてきた。

 

「恥ずかしい。惨めだ。

 

だから、せめてこれからは。」

 

 苦い現実を噛み締めながら生きてきた人って普通にいる。

 でもそれをふと振り返ったとき

 

 「誰にも同じ思いをさせたくない。

  こんな辛さは存在させてはいけない

  私が変えてやるんだ。

  私にしか出来ないことがある。」

 

 そんな風に思える人は少ない。

 

 負をエネルギーに変えて

ひし、と前を見据える。

 

 遥か古代で栄えた奴隷制に基づく民主国家も

身分制度で激しく格差が生まれた時代でも

王が傍若無人に振る舞う風潮でも

武力と経済力が圧力になる時代になっても

 金と権力と政治的手腕がものをいう現代のこの世でも

 

 常に社会的弱者が苦汁をすすっている。

悲しみを握りしめている。

報われない現実に涙を流している。

 

 でもその度に

ひとり、ひとりと立ち上がり

声を合わせ、手を取り合って

少しずつ歩んできた。

 

 

 

 

 

 

 

世界は前に進んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

無力だし、批判されるし

説得力はないし、相手にされないし。

綺麗事だと嗤われても。

 

 命を懸けて戦うに足るものを見つけた人たちは

前進を続けてきた。

 

 そして世界を少しずつ、少しずつ変えてきた。

 

 

その血脈は今、あなたたちの中に流れています。

幾つもの想いが受け継がれています。

 

 

 だから、声なき声のために、

今日もあと少しだけ頑張りましょう。

 

 あなたが今日も諦めないことが

また一つの命を救うかも。

 

 

立ち止まってもいいんです。

振り返ってもいいんです。

 

 

でもどうぞ、諦めないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所詮綺麗事なんて絶対に言わないでください。

 

あなたたちが、綺麗事っていってしまったら

 

誰がそれにすがればいいんですか。

 

 

 

 

 

 

「この人は死なせちゃいけない。」

 

 

 

 

 

 

そんな人になるためにも。

 

 

 

 

 歩み続けられる理由なら

一番自分が分かっているでしょう。

 

 

 

 

 

「悲しい。何とかしたい」

 

あの日、そう思ってしまったんだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたたちは、本当に素敵です。

 

だからこそ

追い詰めないでください。

辛かったら休んでください。

裸足が痛かったら、靴を履いてください。

夜冷えるなら、羽布団にくるまってください。

 

 

 

 

 

 

でも、歩みは止めないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたは、死んではいけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、生まれてきてくれてありがとう。

 

 

 

 

 

死ぬな。生きよう。

 

 

 

かっこわるく、愛を歌おう。

 

 

この星で、生きていこう。

 

気高く。高らかに。

 

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国籍も、性別も、種族すらも、

やすやすと超えて。

 

 

ぼくらは、ひとりの「地球人」になる。

 

 

みんなの星。

 

 

命。そんな尊さを抱きしめていく。

 

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