火を熾す

冷えきった暖炉に、小さな火をまた灯せるように。風を送って、また大きな火を熾せるように。

社会課題とかいう闇に挑む全ての人たちへ。

【社会課題とかいう闇に挑む全ての人へ】

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現実って思ったより残酷なことが多い。



それを知ったとき、



今まで大口開けてバカ笑いして
怠惰に日々をむさぼってきたことを後悔というか

恥ずかしく感じてしまう。
何も知らずに、楽に生きてきた。







恥ずかしい。惨めだ。

だから、せめてこれからは。










苦い現実を噛み締めながら生きてきた人って普通にいる。

でもそれをふと振り返ったとき



誰にも同じ思いをさせたくない。

こんな辛さは存在させてはいけない

私が変えてやるんだ。

私にしか出来ないことがある。


そんな風に思える人は少ない。




負をエネルギーに変えて
ひし、と前を見据える。











遥か古代で栄えた奴隷制に基づく民主国家も
身分制度で激しく格差が生まれた時代でも
王が傍若無人に振る舞う風潮でも
武力と経済力が圧力になる時代になっても


金と権力と政治的手腕がものをいう現代のこの世でも


常に社会的弱者が苦汁をすすっている。
悲しみを握りしめている。
報われない現実に涙を流している。



でもその度に
ひとり、ひとりと立ち上がり
声を合わせ、手を取り合って
少しずつ歩んできた。







世界は前に進んでいる。







無力だし、批判されるし
説得力はないし、相手にされないし。
綺麗事だと嗤われても。



命を懸けて戦うに足るものを見つけた人たちは
前進を続けてきた。



そして世界を少しずつ、少しずつ変えてきた。



その血脈は今、あなたたちの中に流れています。
幾つもの想いが受け継がれています。





だから、声なき声のために、
今日もあと少しだけ頑張りましょう。


あなたが今日も諦めないことが
また一つの命を救うかも。





立ち止まってもいいんです。
振り返ってもいいんです。
でもどうぞ、諦めないでください。





"諦める言葉は転がってるけど
諦めないゴールはひとつだけ

やっぱりまだ歩き続けてくよ
さぁゆこう 立ち止まることなく
何度も立ち向かい続けよう
大切なもの失いたくないから
信じたその先へと"
(One day/The ROOTLESS)




所詮綺麗事なんて絶対に言わないでください。

あなたたちが、綺麗事っていってしまったら

誰がそれにすがればいいんですか。






「この人は死なせちゃいけない。」






そんな人になるためにも。






歩み続けられる理由なら
一番自分が分かっているでしょう。









「悲しい。何とかしたい」

あの日、そう思ってしまったんだから。








あなたたちは、本当に素敵です。

だからこそ
追い詰めないでください。
辛かったら休んでください。
裸足が痛かったら、靴を履いてください。
夜冷えるなら、羽布団にくるまってください。






でも、歩みは止めないでください。











あなたは、死んではいけません。














そして、生まれてきてくれてありがとう。
















火を 熾せ。